春といえば花粉症ではなく、お花見のシーズンですね~。全国各地に桜の名所がありますが、東京でもたくさんの名所があります。
その中でも今回はメジャーな都内23区のお花見スポットを紹介します。
- ライトアップの期間
- お花見できる桜の種類は?
- 混雑はどのくらい?
などネットの情報ではなく、実際に行って来た感想を含めて紹介します。
千鳥が淵緑道の花見の見どころ
千鳥が淵緑道は毎年100万人以上の見物客で賑わい、都内で一番混雑するお花見スポットの一つです。人気のソメイヨシノが満開の時期は昼間からたくさんの見物客がいますが、ライトアップの時刻(日没~22時)は前に進むのも大変です。
おすすめポイント
千鳥ヶ淵ボート場
普段は夜のボート営業はありませんが、ライトアップの時期は夜20時(チケットの販売は19時半)まで延長します。
ライトアップされた桜や散り際の水面に浮かんだ桜をボートに乗りながら観賞するのはデートコースに最適です。ただし、ボートに乗るために長蛇の列ができるので、乗るまでにかなり時間がかかります。(ピークは2時間近く待つことも)
そのためボートに乗ると決めたら、ある程度待つと覚悟を決めましょう。
無料のバス「さくらカルガモ号」や「さくら祭り号」に乗る

どちらのバスも無料で桜の名所を巡回します。桜を歩いて見るのは疲れるという人や多くの桜の名所を回りたいという人におすすめです。
日にちはまだ決まっていないですが、桜(ソメイヨシノ)の開花の状況により、3月28日(土)、29(日)または4月4日(土)、5日(日)のどちらか二日間開催される予定です。
周辺の桜の名所を回る

バスではなく、ゆっくり桜を見たいという人は千鳥ヶ淵緑道の周辺にも桜の名所がたくさんあります。
- 靖国神社
- 北の丸公園
- 千鳥ヶ淵公園
これらの名所は千鳥ヶ淵緑道から歩いてすぐのところにあります。また少し歩くと外濠公園がありますが、JR飯田橋駅~市ヶ谷駅~四ツ谷駅まで約2kmに渡る細長い公園です。
千鳥ヶ淵緑道やその周辺の桜の名所についての詳細は「千鳥ヶ淵・靖国神社の桜2020!花見の見頃や混雑状況・ライトアップの期間を紹介」をご覧ください。
目黒川の花見の見どころ
目黒川の桜は都内の桜の名所ランキングでも1位に選ばれる程の人気のスポットです。混雑具合は千鳥ヶ淵緑道と同じか最近はそれ以上かもしれません。
上野公園のように宴会をしながらではなく歩きながら観賞しますが、ここもライトアップの時間帯がかなり混雑します。
目黒川にかかる大橋から太鼓橋付近の全長3.8kmの川沿いに約800本のソメイヨシノが連なる水辺の桜並木を楽しむことができます。
両岸から水面に身を乗り出すように伸びてどこまでも続く桜並木は圧巻です。ただ花見の時期はとても混雑するので全部歩くとなるとかなり時間がかかります。
おすすめの花見スポットは中流の最寄り駅である「中目黒駅」から目黒川沿いを上流の「池尻大橋駅」方向へ向進み山手通りとぶつかる手前までです。
池尻大橋駅に近いところは、それほど混雑しませんが、中目黒駅に近い場所は桜がキレイに見えるスポットが多いので、かなり混雑する覚悟が必要です。
おすすめポイント
ライトアップのぼんぼり
目黒川のライトアップはぼんぼりの明かりですが、それが単に幻想的だというのではありません。「協賛ぼんぼり」と言って毎年先着500名ですが、2500円(2019年までの料金)で出せることができます。
普通は協賛した会社やお店の名前だけがぼんぼりに印字されていることが多いですが、ここは「〇〇ありがとう!」「〇〇愛してる」などメッセージ入りのぼんぼりも多いです。どんな言葉が書いてあるのかチェックしながら歩くのもおすすめです。
おしゃれな屋台
千鳥ヶ淵緑道は屋台がありませんが、目黒川の中目黒駅に近いところでは屋台が出ています。混雑するところに屋台が出ているので、さらに混雑するとも言えますが、桜はゆっくり見たい人には食べながら少しずつ進むのも良いのではないでしょうか?
また、屋台といってもお祭りに出てくるような屋台だけではなく、近くのレストランが出店しているおしゃれな屋台もあります。さすが中目黒ですね。
目黒川お花見クルーズ
目黒川の桜を船から鑑賞する「目黒川お花見クルーズ」はテレビ番組などでも紹介されて年々人気が高まっています。
おすすめはソメイヨシノが満開の時期です。船に乗って見上げると満開のソメイヨシノが、そして川面には桜の花びらが覆っている「花いかだ」を見ることができます。ソメイヨシノ以外にも目黒雅叙園前ではしだれ桜、ソメイヨシノ開花後、約10日前後には大崎、五反田の近くを通ると八重桜の開花を見ることができます。
。例年の予約開始は2月1日からです。詳細は目黒川お花見クルーズホームページ
目黒川のお花見の詳細は「目黒川の桜祭り2020!見頃やライトアップの期間と混雑状況・お花見クルーズの予約方法」
上野恩賜公園の花見の見どころ
上野公園は宴会風景がよくテレビでも紹介されていますね。総面積約53万平方mの広々とした上野公園はソメイヨシノを中心に、オオカンザクラ、ヤマザクラなどのサクラを見ることができます。
そしてお花見の時にはボンボリの灯りの下で、夜桜見物が楽しめます。場所取りが命のお花見スポットですが、不忍池辺りは比較的混雑が少なく屋台も出ているので、宴会をしない方でも十分に楽しめます。満開日前後は不忍池一面に広がる桜はとてもキレイですよ。
下記で場所取りのコツなども紹介していますので参考にしてください。
上野公園の桜 花見 2019 場所取りのコツと屋台はどこに多く出る?
六義園の花見の見どころ

六義園はソメイヨシノではなくしだれ桜が有名です。一般的に桜の開花予想はソメイヨシノのことを指しますがしだれ桜はソメイヨシノよりも開花が一週間程度早いです。
六義園では「しだれ桜と大名庭園のライトアップ」が毎年開催され、期2020年は3月20日(金)~4月2日(木)の期間に行われます。
ライトアップされたしだれ桜は本当に幻想的でキレイなので是非見に行ってもほしい桜の名所です。ただし、こちらも大混雑するので、できるだけ避けたいところですね。
混雑を回避する方法はこちらをご覧ください➡六義園の桜ライトアップ2020!日程と見ごろ、混雑を回避する方法
新宿御苑の花見の見どころ
これまで紹介した都内の名所と違って新宿御苑は広大な敷地があるので、座るところがないというほどは混雑しません。ただし、土日の新宿門は入場の際に行列ができるため、入場まで時間がかかる場合があります。
週末に行く場合はウェブチケットを購入してから行きましょう。新宿御苑前売り電子チケットはこちら
新宿御苑の桜は約65種類の約1,100本もあり、種類によって開花の時期が違うため、2月中旬から4月下旬まで桜を楽しめます。一番本数が多いのはソメイヨシノの約400本です。
気をつけたいのはレジャーシートを敷いて食べ物を食べながら、ゆっくりと桜を鑑賞できるのですが、飲酒やお酒の持ち込みも禁止となっています。上野公園とは違うので間違えて持って行かないようにしましょう。
ライトアップの時期に気をつけよう
新宿御苑は一昨年まではライトアップは行いませんでしたが、昨年からようやくライトアップを開催するようになりました。ただしライトアップはソメイヨシノが満開の時期ではなく、八重桜が満開の時期に昨年は行われました。
今年も八重桜の時期にやる予定ですが、まだ日程は発表されていません。昨年は4月8日(月)~10日(水)、14日(日)~20日(土)の計10日間開催されました。入園時間は19時から21時までで、21時30分まで桜を鑑賞できました。2020年も同じ位に開催されると思います。
2020東京の桜の満開日と見頃はいつまで?
東京の桜の標本木は靖国神社です。
2016年と2017年は3月21日に午前11時頃気象庁の職員が観測に訪れて開花目安の5輪以上のソメイヨシノの花が確認できたと開花宣言しました。
2018年東京では3月17日(土)に、2019年は3月21日でした。2018年と比べると4日遅いですが、平年(3月26日)よりは5日も早い開花でした。
今年2020年は1月9日時点での開花予想は3月25日となっています。ただし開花宣言があっても標準木のつぼみが5,6輪花が咲いた状態なので桜の見頃ではありません。
ソメイヨシノが満開になるのは関東では開花してから7日程度と言われています。そして満開の期間は5,6日程度、咲き始めから散るまでは2週間程度と言われています。
ただし、開花してからの天気(気温)によって満開日が前後しますので、開花宣言後の週間天気予報を見て、満開日の予想をしてから花見をする日を決めてください。
関連記事:桜の開花から満開までは何日?しっかり早くしてお花見を楽しもう!
まとめ
桜は咲いたと思うとあった言う間に散ってしまいますね。あと何回見ることができるのだろうと考えると毎回良い思い出にしたいと思う行事のひとつです。
ぜひあなたも大切な人と桜を見に行ってくださいね。