引越し後には住民票の変更はするものの、運転免許証の住所変更は結構後回しにする人が多いようです。

実際私も免許を取得してから7回引っ越しをして住所が変わっていますが、仕事が忙しい時期はなかなか時間が取れなく行けなかったことがありましたが、後悔したことがあります。

今回は運転免許証の住所変更の

  • 手続き方法
  • 免許証の住所変更に期限はあるのか?
  • 変更しない場合のデメリットや罰則

などについて詳しく紹介します。

運転免許証の住所変更の手続き方法

運転免許証の住所変更手続きは、引越し先の住所を管轄する

警察署」か「運転免許センター」で行います。

受付時間は各所で異なりますが、私が住んでいる神奈川県では

受付日:月曜日~金曜日まで
土曜日・日曜日・祝日・休日・年末年始の休日は除く

受付時間午前8時30分~12時 午後1時~5時15分

問題は「日祝日は受付していないこと」です。

仕事で土日祝日しか休めない人には困りますね。

その場合は家族に代理で頼むしかありません。

まれに、地域によっては運転免許センターでは日曜に手続きをしてくれる所もあるようです。

最寄りの免許センターに確認してみてください。

住所変更の際の必要書類

「運転免許証」と「新しい住所を確認できるもの」です。

この「新しい住所を確認できるもの」は、例えば

  • 住民票の写し(通知カードは使用不可)
  • 健康保険証
  • マイナンバーカード
  • 身分証明書(住所が書いてあるもの)
  • 新住所に届いた郵便物

などです。

ですが引っ越ししたばかりの時は健康保険証やマイナンバーカードはまだ住所を変更していない場合が多いので、住民票がおすすめです。

また最近では少なくなりましたが、ごく一部で、他都道府県からの転入による住所変更の場合は

「申請前6ヶ月以内に撮影した申請用写真1枚」(カラーまたは白黒、縦3cm×横2.4cm)

が必要な場合があるようです。

一度インターネットなどで確認してから手続きをしたほうが良いでしょう。

代理人が手続する場合は、必要書類等の他に、代理人の身分を確認できるものが必要になります。

運転免許証の住所変更の期限と罰則について

ですが、

住所変更しに行く時間がない

代わりに行く人もいない

となると、なかなか免許の更新ができない人も多いのではないでしょうか?

免許証の住所を変更しなくても運転をすることは可能です。

またペーパードライバーは運転しないので引っ越しをしても住所変更が遅れる人も多いようです。

では免許証の住所変更をしないことによる罰則はあるのでしょうか?

「実は罰則はあります!」

道路交通法第百二十一条には「次の各号のいずれかに該当する者は、二万円以下の罰金又は科料に処する。」と記載されています。

そして「次の各号のいずれかに該当する者」として第九十四条の「免許証の記載事項の変更届出等」とあります。

ですが、この道路交通法には期限は書いていません。

では期限がいつまでなのかというと「事由発生日(この場合は引っ越しした日)より2週間以内」と言われているのですが、実際に2週間過ぎても今のところは通達をもらった人も、罰金を払った人は聞いたことがありません。

可能性があるとしたら、スピード違反などの交通違反で取り締まりを受けた際に、住所変更をずっとしていないと気づかれるとう場合ですが、これもよほどの悪質運転でない限りは注意や罰則もないと思います。

ただあいまいではありますが、このような罰則があるので急に取り締まりが強化され、実際に指摘を受けて罰金を払うことになっても文句は言えません。

手続きはなるべく早くするようにしましょう。

運転免許証の住所変更しない場合のデメリットは?

「一応罰則はあるけど、注意を受けたり、罰金を支払う可能性がほとんどないなら安心!」と思っていませんか?

ですが住所変更をしないと結構デメリットがあります。

免許証がさまざまな続きの身分証明書として使用できない

住民票で済む場合もありますが、発行する際には手数料がかかります。

また銀行でも住民票だけでなく、プラスで免許証か公共料金の領収書などが必要だったり、その他お店などでポイントカードなどを作るときも必要になる場合があります。

最近ではマイナンバーカードでも証明書になることが多いですが、やはりまだまだ身分証明書としては免許証があると便利です。

免許更新の連絡ハガキが来ない

免許更新のハガキが来ないと更新を忘れてしまう場合があります。

この更新期限から6か月過ぎてしまうと免許が失効になります。

ということは期限を過ぎても6か月以内であれば正式な失効とはならないのですが、もしこの期間間に検挙された場合は無免許運転扱いとなり、民間の保険などは保険適用外になることもあるので注意が必要です。

また、事故を起こした時に罰則が厳しくなります。

免許を更新してすぐに引っ越しをしたのであれば、まだ良いのですが、そうでなければ早めに更新しておきましょう。

免許証の更新を忘れた方は

運転免許証の更新を忘れた場合どうなる?期限6か月・1年以内や過ぎた場合の手続きと再取得について

をご覧ください。

③ 交通違反を起こした際に面倒

交通違反をするとその違反の種類によっては旧住所の管轄の警察署から呼び出しを受ける場合があります。

引越し先が同じ市内やとなり町であれば問題ありませんが、遠い場合は大変になるので、運転している人は絶対に違反を起こさないように注意してください。

④ 免許更新の手続きが大変

住所変更をしないまま、更新をしなくてはならない時期が来てしまうと、旧住所の管轄の所まで行って更新手続きをする必要があります。

③と同様にこちらも遠いと本当に大変です。

⑤ 無事故無違反ではない場合

免許の更新の際に違反の点数が多い人は違反者講習がありますが、講習時間は合計で6時間になるので、時間によっては1日で免許証がもらえない可能性があります。

このように免許証の住所変更をしないことでのちのち面倒になることもあるので遅くても免許が更新時期の前までには済ませましょう。

まとめ

引っ越しによる免許証の住所変更の期限は本来は2週間以内で、道路交通法では2万円以下の罰則があります。

ですが実際は2週間以上すぎても通達も罰金を支払うようなことは今のところはありません。

ですが、突然厳しくなる可能性はあるので、できるだけ早く更新するようにしましょう。

また私もした失敗ですが、免許証の住所変更をするのを忘れて、更新ハガキが届かずに免許更新の期限を6か月過ぎてしまったことがあります。

この時はペーパードライバーだったので、再び免許を取り直した苦い思い出があります。

ぜひこのようなことがないように気をつけてくださいね。